chahatと私。〜chahatズシ × えほんやるすばんばんするかいしゃ」に行ってきた〜
おそらく10年ぶりくらいにchahat逗子へ行ってきた。…同じ市内だったのにね。
葉山でWEBデザイナーとしてフリーランスの仕事を手伝っていた20歳くらいの頃、駆け出しまくってた頃に仕事でchahatのwebサイトを運用していた。
当時はしばしば打合せでもお邪魔しており、みんな個性的なスタッフばかりだったことが強烈に印象に残っている。
店内はどことなく漂う日本的アンティークな佇まい。
最近ではいわゆる「古民家カフェ」などの台頭で、こういった雰囲気のお店は見慣れたものだが、十数年前に初めて見かけた時は「一体何のお店だろう?」と不思議に感じたものだ。
いまは当時と変わらぬ雰囲気のままに、すっかり逗子の住宅街に溶け込んでいる。店先には小さくて可愛い多肉植物がたくさん。
そんなchahat逗子では表題の通り「chahatズシ × えほんやるすばんばんするかいしゃ」というイベントが開催されていた。
高円寺の古絵本専門店「えほんやるすばんばんするかいしゃ」さんがセレクトした絵本がぽつ、ぽつと置かれている。
どれも普通の絵本とはひと味違う本たちばかり。
「えほんやをめぐる奇妙な人々」chahatズシ × えほんやるすばんばんするかいしゃ
◎協力:「書肆サイコロ」
◎場所:chahatズシ
◎会期:2013年 10/31(木)~11/26(火)
◎営業:12:00~18:00
◎定休日:水曜日 ※会期中は、日曜も営業致します。
◎住所:神奈川県逗子市桜山3-1-5
◎電話: 046-870-3127
10年前、サイトを運用させてもらっていた当時を振り返ってみる。
chahat社長である大竹さんの書くブログがツボにハマり過ぎて、毎回テキストが届くのが楽しみだった。
「今回も面白かったです」と感想を言うと、ちょっと照れた返事を返してくれた大竹さん。味わい深い中年の日記。面白いので、ぜひ一読を。
「chahat27.comの"27"ってなんですか?」と大竹さんに聞いたことがあった。
「chahat.com」ドメインが先に取られていたからだろうな、と思ったが、その後に続く"27"という数字が気になったのだ。…しかし、尋ねたにも関わらずその理由は覚えていない。たぶんうやむやにされたのではないかという記憶はあるのだが。
その後、都内に住み始めて以降、地元に戻ってくる機会は格段に減った。
chahatのサイト運用からも離れ、chahatを始めとした地元のお店や知り合いともあまり関わることが無くなってしまった。
しかし再び地元に戻ってきた。いつの間にやら「chahatカマクラ」や、小坪にある姉妹店の「イソヒヨドリ食堂」も出来ていた。
10年も経つと、街並みもお店も立ち代わっていくものだが、変わらずにその場所にあるというのは、当時の記憶を呼び覚ましてくれるという意味でもとても喜ばしいことだ。
「続ける」、「続いている」ということはきっと、自分に対してだけでなく、他人に対しても何かしら影響を及ぼしているのだろう。
僕が今回chahatを訪れて、思い出の引き出しを開くきっかけになったように。