井上雄彦「最後のマンガ展」に行って来た。

炎天下の中、当日券を求める人でごった返してました。それもそのはず、会期は今週末まで、しかもタイトルが「“最後の”マンガ展」とあれば、とりあえず行っておかなくちゃ…！と誰もが思うはず。
僕はあらかじめ前売券をゲットしていたので悠々と上野の森美術館へと向かったんです、が！入場は当日券の人々と同じ列に並ぶシステムだったため、結局並ぶことに。…そして待つ事一時間、その間はずっと木漏れ日差し込む美術館前の並木道に、初夏の爽やかな風が吹いていました。

感想を言う前に、ひとつ謝っておかなければいけないことがあります。それは、今回の展覧会の内容ともいえる「バガボンド」を、すべて読んでいない状態で見に行ったということ。しかし、予習が不十分な状態であったのにもかかわらず、順路の最後には迂闊にもウルっときてしまいました。
興奮冷めやまぬ状態で物販shopへ足を運んだ僕は、即決で「井上雄彦が原稿を描いていく様子をじっくりおさめたDVD」を購入しました。前号のBRUTASで井上雄彦緊急特集を組んでいたので買ったんですが、もうね、この人のマンガに対するストイックなまでの姿勢がかっこよすぎます。考え方とかが、もうアスリートなんですよね。自分もそんなアスリート精神を心に植えつけていきたいという思いもあり、購入に至った訳です。