おとやすみ日記

ゲームプランナー、一児の父です。

選ばれなかった未来、を考える。

僕の仕事の相棒、かつ頭の中の一部は「パソコン」であることは間違いないのですが、そのパソコンを買い換えようかどうかで最近迷っています。

いまはsonyのvaioというモデルを使っているんですが(VGN-SZ95Sというオーダーメイドモデルでいらないモノは省いて、そのぶんスペックを高めにしたり工夫をして20万円ちょうどでした)、当然ながらWindows環境なわけです。WindowsのノートPCを買ったのは、このvaioくんが初めてです。

思い返せば我が家にパソコンというものが初めてやってきたのは、1999年の春。ちょうど高校に入学してすぐの時期だったと覚えています。当時人気だった6色展開のiMac。グレープという名の紫色のでっかい機械がやってきて、インターネットの世界に胸をときめかせていました。ダイアルアップの「ピー、ガガガ…」という発信音を聞くとノスタルジーさえ感じます。…ちょうど10年経った今も、使ってはいませんが僕の部屋の隅に鎮座してあります。ありがとう、iMacくん。
…そうか、パソコンに触れ始めてもう10年も経ったんですね。今思い返してみると、パソコンがやってきて、インターネットというものに触れだしてから僕の生活や人生すべてが変わったような気がします。そう聞くと大げさだなぁ、と言う方もいるかと思いますが、僕にとってまぎれもない事実であり、皆さんにとってもそうであるはず。

個人的に、パソコンのなにが影響して変わったかというと、“公開する前提”で日記を書き始めたことがすべてのきっかけでした。自分の考えを文章にまとめる(しかも読んでもらいたいためにちょっとおもしろおかしく書いてました)という習慣が、思春期の人格形成や、ものに対する考え方に大きく影響を及ぼしていたと思います。

インターネットの出現による世間の変化(IT革命)の波に少なからず影響を受けていた10代後半でしたが、よくある話しのようにプログラミングに興味が湧くこともなく、バンド活動に青春を捧げていました。

音楽の専門学校を卒業後は、バンド活動を本格的に続けながらもできそうな仕事としてホームページを作る仕事のWEBデザイナーを選び、そこでWEBの世界にどっぷり浸かってしまって今の僕がいる訳ですが、そもそもインターネットがなかったら、自分はどんな職種に就いていたのだろう?とたまに考えています。

もしIT業界ではなかったとしても、それこそ就職活動そのものや、業務内容にインターネットやパソコンが深く関係してくるとは思いますが、極端な例え話として、「インターネットがない未来」というものを、想像できますか?

そして、そのもう一つの未来では、僕やあなたは何をしているんでしょうか。そんな想像をめぐらせてみるのも、なかなかいいんじゃないですか?なんてね。