おとやすみ日記

ゲームプランナー、一児の父です。

今思う、ディレクター論とリーダー論。

WEB業界においてディレクターという職種は、
ドラクエ的に言い表すと
賢者や魔法戦士、パラディンといった
「上級職」なんじゃないかと思っている。

僕はそう思っているので、
新卒でディレクターという職種を選んだ人に対して
要求するレベルは高くなりがちで、
ときに厳しい目で見て評価してしまう。

しかし、どう成長させられるか? という点を
一緒に真剣に考えていきたい。

 

いいディレクターに共通しているのは
人の心を動かすことができる人だと思う。
ユーザーだけじゃなく現場のチームメンバーに対しても。

「この人のためだったら頑張れる」
とチームメンバーが思ってくれるか?

僕は、これまで一緒に仕事をしてきたディレクターに対して
そう思ってきたから力を発揮してこれた。

 

ときに、イケてないと感じる人だったとしても
どこかしら、光る原石を持っていて尊敬していたし、
相手を全否定することはなかったと思う。

一見、相手が誠実や素直じゃなくても
他人から見れば心に壁を作っているのはお見通しだし、
その人の個性として許容できたから。

皆から愛されているキャラクターには
かならず弱点やひと癖があるように。

 

さて、これまで書いてきた文章の
「ディレクター」という部分を
「リーダー」に置き換えて読んでみる。

すると、自分がディレクターに対して
求めることや注文が多すぎる、と気づく。

自分がディレクターに求めることを、
リーダーである自分自身はできているのか?と自問自答し、
すこし苦しくなる。

 

そう、僕は今年から初めてリーダーと呼ばれる立場になった。
そして、リーダーとしてどうあるべきか?という迷いの森の中にいる。

 

先日、同じ部署の新卒を歓迎する会をしたのだが、
いつの間にか話題は「リーダー論」になっていた。

前期までリーダーだった坊主の先輩はその場で、
現状の僕がとっているリーダーシップに足らないものや
示すべき方向性のヒントをくれた。

 

そして僕は、自分の部署を
「プロジェクトチーム」として見る視点が
足らなかったと気付かされた。

「結果」が明確であるプロジェクトチームとして見ることで、
リーダーというどう振るまい、勉強していくべきかが
少し見えてきた気がする。

 

最後に、ディレクターとリーダーという立場の
両方に共通すると思うことを書こうと思う。

それは、変なカッコつけは成長の妨げになる、ということ。

 

他人の心を動かせる人は、
恐れずに、自分の心を真っ直ぐにぶつけられることができる人だ。

そう、カッコつけずに頑張るのみです。