おとやすみ日記

ゲームプランナー、一児の父です。

「過去の経験が役に立っています」という言葉には、二種類の意味がある。

「過去の経験が役に立っています」という言葉には、二種類の意味があるんじゃないかと考えてみた。

ひとつは、過去に学んだ“基本”に対する“応用”といった、きわめて普通のいわば受動的なつなげ方。それはたいして難しいことじゃありません。だってそれは教科書の次のページにいけば書いてあることようなことだから。

ふたつめは、一見関わりのなさそうな経験でも、なんとかいまの状況とつなげられないかと考えてしまうつなげ方。人間、ひとつのことに集中しているときほど他のことには意識がまわらなくなりますよね。イコールそれが“集中”している状態なんですが。でも、そんな状態のときこそ頭の中を駆け回って、集中していることとは関係のない経験を引っ張り出してうまいこと結びつけてしまおう、ということです。


もうお分かりだと思いますが、後者のほうが予想以上のパワーを発揮する瞬間があります。アイデアブレストなんかがわかりやすい例ですね。


ひとつめに話したことが「役に立つ」という受け身の言葉だとすると、ふたつめのことは「役に立たせる」という攻めの言葉になりますね。
最初の言葉をふたつめの考え方で言い直すと「過去の経験を役に立たせています」って感じでしょうか。


過去に一度でも、つながりを見つける努力をしてなにかを得たことがある人は、「どんな経験でも後で役に立ってくるから」と思えるはず。
もしかして、これが自分のポジティブ思考の源なのかも。


平日は仕事の合間に更新してるんでこういった深いことを時間をかけて書けませんが、休日くらいはこうやって思っていることをじっくり書いていこう。