ジャズボイスパーカッショニストの北村嘉一郎さんが凄い。
探してもあまり動画が見つからなかったけれども、
まずはこの動画を見て頂きたい。
「ドラムのようにリズムを生み出すボイスパーカッション」
といったものの、
「結局はドラムの本当の代わりにはならないもの」
という認識が変わりました。
タム回しとか、ちゃんとドラムのフレーズまで再現されてるので
ドラムのことをよくわかっている人なんだろうなぁ、と思います。
北村さんはジャズ界隈で活躍されているそうなのですが
たとえばピアノ、ベース、ジャズボイスパーカッション、
という編成でライブされている様子を見てみたいですね。
北村さんのことを教えてもらったSさんいわく、
ほんとにドラムの代わりになるから
置くスペースや音量の問題で
ドラムを置いていない場所でライブするときなんかには、
もう引っ張りだこらしいです。
・・やっぱり、ドラムという楽器は
音も大きいし場所もとるので、言葉は悪いですが
「厄介者」なんですよね。
ライブはライブハウスで演奏するもの/観るもの、という時代から
カフェやちょっとしたスペースでも
気軽にライブが開催されるようになりました。
でも、日常的ドラムを聴ける機会って、
よくよく考えてみるとなかなかないんですよね。
普段ドラムを叩いている人でも、
カフェライブ時では
カホン(※1)を演奏していることが多いです。
自分がパンデイロ(※2)を持っているのも、
ギターや管楽器のようにどこでも持って行けて、
ふらっと演奏できる楽器が羨ましかったからです。
その点、北村さんはマイク一本あれば
どこでも自分の表現ができてしまう。機動性抜群ですね。
さーて、自分はパンデイロを練習しようっと。
※1カホン:
ペルー発祥の、木の箱型の打楽器。その昔、楽器を取り上げられた奴隷たちが音楽を楽しむために自分たちで作ったのがはじまり、という説も。
※2パンデイロ:
ブラジル風タンバリン。サンバやボサノバで用いられ、低音から高音まで出る音のレンジが広いため、ドラムっぽいリズムも再現可能。